農業用排水路の堀さらいの負担を軽くしたい
私が住んでいる地域では、毎年稲作開始前の4月上旬に地元の土地改良区主催により農業用排水路の堀さらいが行われます。
参加者は、農家、農地所有者、近隣住民なのですが、高齢者が多い状況です。
作業内容は、水路にたまった土をスコップで水路横に上げるだけ、という至ってシンプルなものなのですが、次の課題(というか困りごと)があります。
・とにかく疲れる
・参加者の高齢化に伴い全体の作業量が減っている(気がする)
・土がよく溜まる場所では、水路横も長年の積み重ねで土が高くなっており、そこにさらに土を上げる作業がしんどいのと、目の前で土が水路にまたおちてくるので徒労感が増大する
・自動運転の自動車も出てきているこの時代に、年1回とはいえ、いつまでこの作業がつづくのか・・・ と毎年思っている
最後の方は単なる愚痴になってしまいました。
堀さらいをしてくれるロボットができないか、とか、すべて自動でなくても、人の助けになる機械ができないか、と考えますが、妙案はありません。
どうにかならないでしょうか?
- 課題投稿者
- イデオンさん
- 【K56】
- 2024/09/02 10:16
- コメント:6件
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- 2024/09/05 12:28
- 解決提案
私が考えたのは、産業用ドローンの活用です。
現在、ドローン最大手のDJIでは、農業用ドローン部門で発表されている機種「T50」は、最大積載量がなんと50kgに達しています。ある国では200kgの搭載で45分飛行できるドローンもあるそうです。また、東京電力パワーグリットでは貨物運搬用のドローンを開発していて、最終的には1000kg、つまり1トンの搭載を目標にしている様です。
これならば、堀や側溝などから泥を運び出す負担は減らせるのではないでしょうか?運搬先も指定できるので畦に置くのではなく別の場所へ運ぶことも可能です。ショベルが入れない場所も入れると思います。
下のサイトは資材空運をしてる会社です。泥の運搬までしているかは不明ですが
https://x.gd/4Q7ae
人力の部分も残りますが、運び出す作業はかなり楽になると思います。もちろん、自身で各免許やドローンがあれば作業を依頼することはなく、周辺の農家さんで運用も可能かと思います。
農薬散布を請け負ってくれる会社はありますし、事業として掘りざらいもやってくれそうな気はしてます。
新しい機械の開発ではく、既存の物の活用という感じです。
浅はかな部分はあると思いますが、一案としてどうでしょうか?
もうやってる所もある様は気はしてますが・・・
- 2024/10/13 12:22
- 意見
イデオンさん
私の妻が兼業農家で、毎年の農業関連の作業が大変だという話は伺っており、人出不足や農業ITの活用は課題として挙がっていると伺っています。
私の専門分野でお門違いなコメントとなってしまったら恐縮なのですが、栃木県の以下のようなWebページを見つけました。
【那須地域】大田原市黒羽向町の堀さらいに参加しました!
https://www.pref.tochigi.lg.jp/g56/r4/231126.html
命をつなぐ 食をつなぐ 心を紡ぐ 想いを紡ぐ
TANOPO
- 楽しい・ためになる・多面の活動ポータルサイト -
https://tcgnouchimizu.net/
こういったサイトを利用してみるのも一つの方法として有るのかなと思いました。
産業ロボット観点でのコメントではなく、既にご存じのWebサイトかもしれませんが、情報共有させて頂きました。
- 2024/09/04 10:03
- 意見
コメント失礼します。
これと言って案は有りませんが、私の感じている事を話したいと思います。
私の地域でも同じ現状です。私40代父70代です。実家は農家で幼い頃から祖父や父の姿を見て育ったので農家の1年は把握しています。掘りざらいは農家ならするべき事という認識でいます。なので、毎年時期になれば地域の猛者(60代以上)が集まり、私も一緒に用水路に入り汚泥のかき出しをしています。
しかし、疲れるし面倒いしやたらと時間がかかるしと、イデオン様と同じ思いです。
地域の高齢化、若者離れと担い手不足も問題ですが・・・
スマート農業の時代で以前より作業負担は軽くなっているとは思いますが、今回の掘りざらいの様な部分も改革して行かないと身が持たなくなります。
農家の息子としても解決したいと思います。
- 2024/09/05 10:28
- 意見
星さん、コメントありがとうございます。
私も実家におり、20数年前に父が他界後、農業はすっぱりやめて、土地持ち非農家として農村地域で暮らしています。
堀さらい、適切な維持管理のためには絶対必要なのですが、このままでは立ちゆかなくなると感じており、今回、課題として投稿しました。同様の思いを持っていらっしゃる方がいることを確認でき、ありがたいです。
小型ショベルカーが入れる場所なら、そのような機械を入れればいいとは思うのですが、費用面やそもそも適地ばかりではない、という課題があります。
以下、これまでロボットに必要な要件について妄想したことです。
・幅の狭い水路にも入れる
・運転(設置)に特別な技能を必要としない
・雑草も生えており、根っこがあるため土をすくうのに苦労する場合があるが、そんな状況も耐えられる
・すくった土は、基本は水路脇に落とすことでOK
・できれば、場合によっては道路に止めたトラックまで運んでくれると、なおよい
・できれば、ほっといても作業してくれる
あたりでしょうか。
全自動でなくても、まずは堀さらい参加者の省力化につながるものでもいいと思っています。
星さんへの返信で長々と書いてしまい申し訳ありませんでした。
これをご覧になった新しい機械の開発が好きな企業様が、開発にチャレンジしていただけるとうれしいです。
デジタルハブでは実証実験の費用を負担してくれるので、いい案があれば、そうしたチャレンジもできるかと。
実証実験フィールドは、土地改良区に相談ですが、準備できるのではないかと考えています。
解決提案、お待ちしています!
- 1
星さん、解決提案のコメントありがとうございます。
間が空いてしまい、大変恐縮です。
ドローンで運搬、機械が入れない場所でもOKというのが魅力ですね。
泥を運ぶ別の場所について確保できるか、農家さんや土地改良区関係者に相談してみたいと思います。