プロジェクト

レポート作成日:2023/04/28

【4/22自然観察会に参加】外来種プロジェクトの進捗状況

 これまでに議論した生物の分類の判定に活用できるデジタルツールの使用感をテストするため、課題投稿者でありプロジェクトメンバーでもある「のぶさん」が会長を務める「うじいえ自然に親しむ会」の御協力により、同会が開催する「お丸山自然観察ワークショップ」(4/22(土)さくら市)に参加してきました。

 小学生から年配の方まで幅広い年齢層の方々が、ヤマブキソウなどの花々が楽しめる公園を散策しながら、見つけた植物が何であるかをスマホ(アプリはGoogleレンズとバイオーム)で調べました。

 プロジェクトメンバーを含む参加者の多くは、スマホを使った自然観察は初めての体験でしたが、終了後の感想では、スマホを使ってできる「手軽さ」や「楽しさ」についての声が多く寄せられ、好評価を得ました。また、スマホなどデジタルツールを活用することによって、自然への関心やコミュニケーションのきっかけになるのではないかという意見もいただきました。

 最後にのぶさんから、予備知識のない方や子供たちが生物に興味を持ったとしても、図鑑など書籍で調べることは心理的にハードルが高く、デジタルツールによって簡単に調べることができれば、興味を持たれた方の満足度の向上から、さらに知識を深めたいという思いを高めることにつながり、ゆくゆくは自然保護活動への積極的な参加につながる可能性があるのではないかとの総括をいただきましたことから、デジタルツールを活用した自然観察は普及啓発に有効ではないかとの結論に至りました。

 

(その他の感想)

・予備知識がなくても自然観察が楽しめる

・アプリを使うことで、家族間、イベント参加者間のコミュニケーションにつながる

・記録が残ると見返すことができてよい

・点数がつくなどゲーム性が高いと楽しい

・参加者が自分で判定できるので、運営側にとっても楽

 

今後は、実際に使ってみて気づいたことを踏まえ、外来種の普及啓発にデジタルツールを活用する方法について具体的な検討を進めていきます。

 

  

 

 

  

 

 

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