廃校から始まるWeb3まちづくり。DAOを学び、仲間とともに“デジタル県民”を育てたい
はじめまして。栃木市で地域共創型のまちづくりに取り組んでいる者です。
私は今、市内にある廃校予定の中学校を利活用し、地域住民と地域外の応援者が共に育てていく多世代共生型のコミュニティ拠点を立ち上げようとしています。(栃木市のサステナブル共創プロジェクトに参画しており、その中で着想しているプロジェクトになります。)
この拠点には、フリースクール、デイサービス、シェアハウス、地域交流スペース、コワーキングスペースなどを整備し、「暮らす・支える・学ぶ・働く・集う」が循環する空間を構想しています。
しかし、場所をつくるだけでは、地域社会の課題は解決しません。
重要なのは、それをどう持続的に運営していくか、そしてどんな人が、どのように関わることができるのかという“しくみ”です。
そこで注目しているのが、Web3の考え方とDAO(自律分散型組織)です。
向き合っている課題
廃校や空き施設が遊休資産となり、活用されずに放置されている
少子高齢化により、地域自治の担い手が減少している
若者や地域外の人が「関わりたくても関われない」まま取り残されている
地域運営の資金や意思決定が、一部の人に依存しがちで持続性に欠けている
情報共有や地域内の合意形成がアナログで、スピードや透明性に課題がある
DAOで変えたい未来
DAOの仕組みを使えば、地域に住んでいなくても、想いを持つ人が地域運営に参加できるようになります。
トークンやNFTを活用して、小さな応援が意思決定や資金支援につながり、「共感が力になる」地域社会が実現できます。
DAOは単なるITツールではなく、“場所の概念”そのものを変える仕組みであると思っています。
Web3の力を活かし、リアルとデジタルがつながる、新しいかたちの自治のあり方を地域から育てていきたいと考えています。
今の課題:Web3・DAOの知識がまだ乏しい
こうした構想を描いている一方で、私はまだWeb3やDAOに関する知識・経験が浅く、
技術的な設計や運用の仕組み、法制度や資金設計など、分からないことが多くあります。
だからこそ今、この領域に詳しい方々とつながり、学びながら一緒に形にしていきたいと思っています。
DAOを一人で作るのではなく、共に考え、試行錯誤してくれる仲間が必要です。
とちぎデジタルハブで求めるご支援・連携
DAO設計やWeb3の技術面でのアドバイスや伴走支援
法制度やガバナンス設計の整理(DAOと法人格・自治組織の整理、法的リスクなど)
ITに不慣れな高齢者も含めたUX・UIの設計支援(オフラインとデジタルをつなぐ設計)
NFTやトークンを活用した資金循環モデルの構築(共感経済の仕組みづくり)
“デジタル県民”という概念の実装と発信(栃木発のムーブメントづくり)
めざす未来:栃木市から栃木県全体へ
まずはこの地域からDAOという実験を始めたいと思っていますが、最終的にはこの取り組みを栃木県全体のムーブメントに広げたいと考えています。
栃木県に“直接住んでいない人”でも、「この地域を応援したい」「関わってみたい」と思う方々が、デジタル県民として関われるような未来をつくりたいです。人口減少という社会の大きな課題に、Web3の力で立ち向かう道筋を、一緒につくっていける仲間と出会いたいです。
DAOは、地域のカタチを変えるだけでなく、人と人のつながり方を変えるもの。
この可能性を、栃木から実装していけるよう、どうぞご指導・ご協力をよろしくお願いいたします。
- 課題投稿者
-
- kotatocchiさん
- 【K62】
- 2025/04/18 16:11
- コメント:4件
- いいね総数:17
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- 2025/05/12 13:48
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- 意見
kotatocchiさんこんにちは。地域とデジタルの融合という挑戦的な構想に惹かれてコメントさせていただきました。
私も地域のDX推進に携わる中で、「関わりたくても関われない」「情報共有と合意形成の難しさ」という壁に直面してきました。
この点は、前の方がおっしゃる通り、外部の応援者や若者が安心して入ってこられる“受け皿”と“しくみ”が不可欠だと感じています。
DAOによる透明性の高い情報共有や意思決定の分散化は、物理的距離や世代間ギャップを乗り越える有効な手段となり得ます。
とはいえ、日本の地域コミュニティや法制度との整合性、UI/UXの工夫など、乗り越えるべき点も多いと思います。
ぜひ、私自身も含め、デジタルと地域づくりの実践者や有識者とともに議論・検討を進めていければと思います。
今後、具体的な検討や検証の場があれば、ぜひご一緒させていただきたいです。
栃木から全国へ、新しい“地域の関わり方”のモデルが発信されることを心より応援しています!

- 2025/05/12 11:12
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- 質問・回答
課題の投稿、見ました。私も高齢化が進む農村集落に若者と雪下ろしに言ったりと地域の困ったことに対して試行錯誤しながら取り組んでおります。高齢化が進む地域においては、自分たち以外に人の力を必要としても、知らない人と関わることに怖さや抵抗感などがあることに加え、具体、どこに誰に頼っていいいのかわからない状況があるものと認識しています。また関わり始めても地域の中で情報共有が口頭伝承(立ち話であっても、口からでた情報の責任が重い)が多く、外からの関わりたい人からは見えにくく、わからないことが多かったことを思い出します。もっと地域が安心と信頼の上、新しく関わる方に、中の情報(地域の困っている声など)を出しやすく、対面以外での合意形成ができる方法が導けたら、より若者などの地域の外の人材が関わりやすくなり、地域の困っていることに対して、実際に動く人が広げるイメージをお持ちかと理解しておりますが、いかがでしょうか。DAOやWEB3.0の概念も理解しつつ、課題としては、物理的距離を越えて、情報共有と合意形成ができる環境づくりにむけた取り組みをしていきたいと捉えておりますが、いかがでしょうか。

- 2025/05/12 15:02
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- 質問・回答
岩井さん、コメントありがとうございます。
人口減少はどこの地域でも起こりえることだと思っています。その地域課題の解決策の一つとしてリアル住民とデジタル住民とが交じり合うDAOやweb3の概念があるのでは…というのを最近考えています。ですので仰るとおり、物理的距離を越えた「場所の概念を越えた」コミュニティ形成をしたいんですが、知識が不足している状態です。どなたか詳しい方いましたら、一緒に取り組んで頂けると幸いです。よろしくお願いします。
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Red_featherさん、コメントありがとうございます。
自分は地域(廃校)のリアルコミュニティの構築と合わせて、これからはデジタルの融合が必要だなぁと感じており
DAOやweb3の可能性をとても期待している一人です!ですが、何をどこから取り組んだらいいのか分からず、ここに投稿した次第です。Red_featherさんのような方々と、web3の議論・検討をすればいつかはリアル×デジタルのコミュニティ形成は出来ると信じています!!これからもどうかよろしくお願いします。一緒に考えて頂けると嬉しいです。